5ヶ月間病院に通っても改善しなかった肩の痛み
介護職を続けるために何とかしたかった切実な思い
広島県福山市で介護のお仕事をされているE様は、左肩の痛みに5ヶ月間悩まされていました。病院に通い、リハビリを受けても一向に良くならない状態が続いていたのです。
60歳という年齢で介護という重労働を続けるE様にとって、肩が上がらないことは致命的な問題でした。利用者様の服を着替えさせたり、体を支えたりする動作のたびに激痛が走ります。腕を上げることができず、後ろに手を回すこともできない状態でした。
日常生活でも支障が出ていました。服を着るのも一苦労で、運転中に年収を取ろうとしても左腕が上がらず危険を感じることもありました。夜勤もある不規則な勤務で体は限界を迎えつつあり、「体が悲鳴を上げている」と感じていたE様は、何とかしてこの痛みを取り除きたいと切実に願っていました。
病院では「とにかく動かしなさい」と言われるだけ
福山市内の整形外科に通い、リハビリを受けていたE様でしたが、先生からは「肩甲骨のあたりが硬いから、とにかく動かしなさい」と指導されるだけでした。自分でも一生懸命にストレッチや運動をしていましたが、5ヶ月経っても改善の兆しは見えませんでした。
実はE様は以前にも同じような症状を経験していました。その時は石灰が蓄積していると診断され、注射をしてもらったらすぐに治ったそうです。しかし今回は石灰の診断はなく、肩関節周辺の問題と言われただけでした。
首から来ているのではないかとE様自身も感じていました。首のあたりも硬く、時々痛みを感じることがあったからです。枕を何度も替えてみましたが、なかなか合うものが見つからず、寝つきも悪くなっていました。
インスタグラムで見つけたルート鍼治療
見た目は怖いけど効きそうだと直感した
そんな時、E様はインスタグラムで三上はり灸接骨院内のルート鍼・美容鍼サロンの投稿を見つけました。太い鍼を何本も刺している写真を見て、正直「怖い」と思ったそうです。
しかし同時に「これは効くかもしれない」という直感もありました。病院のリハビリでは全く改善しなかった痛みに対して、何か別のアプローチが必要だと感じていたE様にとって、このルート鍼治療は希望の光に見えたのです。
鍼治療自体が初めてだったE様は不安もありましたが、投稿には肩が上がらなかった方々が改善した事例が紹介されていました。「同じような悩みを持つ人が良くなっているなら、私も」という思いで、勇気を出して予約をしました。
駅家町から通いやすい立地
E様は福山市駅家町にお住まいで、三上はり灸接骨院は同じ駅家町大橋にあります。近田橋、山守橋、福戸橋とを渡ればすぐという距離で、通いやすい立地も決め手の一つでした。
介護の仕事で忙しいE様にとって、通院の負担が少ないことは重要なポイントです。夜勤明けでも無理なく通える距離にあることが、継続的な治療を受ける上で大きなメリットとなりました。
初めてのルート鍼治療体験
カウンセリングで丁寧に状態を確認
初めて来院したE様は、まず詳しいカウンセリングを受けました。施術者は痛みの状態、仕事内容、生活習慣など細かく聞き取りをしました。
E様が10年前に圧迫骨折をしていたことや、現在も腰痛があること、足先が冷えることなども話しました。施術者はE様の体全体の状態を把握し、肩の痛みだけでなく全身のバランスを考えた治療方針を立てました。
実際に肩の可動域を確認すると、左腕は前に上げることはできても、横から上げようとすると途中で激痛が走り、それ以上上がりませんでした。後ろに手を回す動作も痛みで困難でした。首を動かすと左側に違和感があり、特に左を向く動作がしづらい状態でした。
ルート鍼治療とは何か
施術者はルート鍼治療について丁寧に説明しました。ルート鍼治療は数ある鍼灸治療の中の一つで、体に現れているコリの道(ルート)に直接鍼を打つ治療法です。
ここで言う「コリ」とは、肩こりのような筋肉のコリだけではなく、もっと幅広い概念です。疲労の蓄積が体に現れたものと考えると分かりやすいでしょう。睡眠やお風呂で取り切れなかった疲労が積み重なり、血液化されたものがコリとして体に残ります。
体の疲労だけでなく、心の疲労や思い癖なども体に現れると考えられています。ルート鍼治療では、このコリを取るために体に現れている場所に鍼を刺していきます。
太い鍼を使う理由
ルート鍼治療では一般的な鍼灸治療よりも太い鍼を使用します。E様も最初は不安でしたが、施術者は「注射ほどの太さではなく、釘のような太さでもない」と説明しました。
太い鍼を使う理由は、細い鍼では届かない深部にしっかりと刺激を与えるためです。また、鍼を抜いた時に血が出やすく、これが滞っていた悪い血を抜いて新鮮な血流を促進する効果があります。
鍼灸の鍼は注射針とは構造が違い、先端が尖っていて血管を避けるように滑る構造になっています。ただし刺すので痛みはありますが、痛みがある部位に鍼を打つ場合、元々の痛みの方が強いため、多くの方が耐えられるとのことでした。
実際の施術の流れ
まずは下向きで肩と首に鍼を打つ
E様は下向きに寝て、まず左肩と首に鍼を打ってもらいました。初めての方にはゆっくりと時間をかけて打っていくとのことで、E様も一本ずつ確認しながら進めました。
最初の一本はチクッとした後、ズーンという重い感覚がありました。「思ったほど痛くない」とE様は感じましたが、痛みが強い部位に打つと引っ張られるような痛みがありました。
施術者は痛みの中心である肩の側面を重点的に治療しました。ここが一番硬く、コリが溜まっている部位だと判断したからです。また首の方も数本打ち、首から肩にかけての筋肉の緊張をほぐしていきました。
右側もバランスを取るために施術
左側ばかり治療すると体のバランスが崩れるため、右肩や首にも何本か鍼を打ちました。E様は右側は痛みがなかったため、左側よりも楽に感じたそうです。
施術者は「両側を診ることで、体全体のバランスを整える」と説明しました。片側だけの治療では、かえって体が歪んでしまう可能性があるからです。
頭にも鍼を打って血流改善
E様は緑内障の診断を受けており、目に血流が回っていないと言われていました。そのため施術者は頭にも何本か鍼を打ちました。
頭に鍼を打つことで、頭部の血流を改善する効果が期待できます。また、不眠の改善にも効果があるとのことで、夜勤で睡眠リズムが乱れているE様にとっては一石二鳥の施術でした。
頭に鍼を打つと出血しやすいのですが、これは血流が引っ張られてきている証拠だと説明されました。実際にE様も頭から少し出血しましたが、施術者が丁寧にティッシュで拭き取りました。
施術後の驚きの変化
可動域が明らかに改善
20分間の体験施術が終わり、E様はもう一度肩の動きを確認しました。すると、施術前には途中で止まっていた左腕が、明らかに高く上がるようになっていました。
横から上げる動作では、施術前は肩の高さまでしか上がらなかったのが、施術後は耳の近くまで上がるようになりました。前に上げる動作でも、より楽に高く上げられるようになりました。
後ろに手を回す動作も、施術前よりスムーズにできるようになりました。まだ完全に痛みが取れたわけではありませんが、明らかな改善が見られました。
首の動きもスムーズに
首を左右に動かす動作も、施術前より楽になりました。特に左を向く動作が施術前はしづらかったのですが、施術後はより大きく動かせるようになりました。
首を上下に動かす動作や、左右に倒す動作も改善が見られました。首の筋肉の緊張がほぐれたことで、可動域が広がったのです。
写真で確認するビフォーアフター
施術者は施術前後の写真を撮影し、変化を客観的に確認しました。施術前の写真では、左肩が前に入り込んでおり、右肩よりも下がっていました。これは痛みをかばうために体が歪んでいたためです。
施術後の写真では、左肩の位置が改善され、左右のバランスが整ってきていました。腕を上げた時の角度も明らかに改善しており、E様自身も写真を見て「すごい」と驚きました。
ルート鍼治療の効果のメカニズム
コリを取ることで自然治癒力を高める
ルート鍼治療の基本的な考え方は、体に蓄積したコリを取り除くことで、体が本来持っている自然治癒力を高めるというものです。
疲労の蓄積であるコリが体に溜まると、血流が悪くなり、栄養や酸素が十分に届かなくなります。その結果、組織の修復が遅れ、痛みや不調が長引いてしまいます。
ルート鍼治療でコリを取り除くことで、血流が改善され、栄養や酸素が患部に届きやすくなります。すると体は自然に修復を始め、痛みや不調が改善していくのです。
直接刺激で血流を引き寄せる
ルート鍼治療では、問題のある部位に直接鍼を刺します。これにより、その部位に血流を引き寄せる効果があります。
鍼を刺すと体は「傷ができた」と認識し、その部位を治そうとして血液を集めます。この生理的な反応を利用して、血流が悪くなっている部位に新鮮な血液を送り込むのです。
また、鍼を抜いた時に出血することがありますが、これは滞っていた悪い血を抜く効果があります。古い血液を排出し、新しい血液に入れ替えることで、組織の新陳代謝が促進されます。
多数の鍼で治癒反応を活性化
ルート鍼治療では、一般的な鍼灸治療よりも多くの鍼を使用します。E様の場合も、20分間の体験施術で50本以上の鍼を打ちました。
多数の鍼を打つことで、体の治癒反応がより強く活性化されます。一本一本の刺激が積み重なり、全体として大きな効果を生み出すのです。
ただし、多くの鍼を打つということは、それだけ体への刺激も強いということです。そのため、施術後にだるさや眠気などの好転反応が出ることがあります。これは体が治癒過程に入っている証拠であり、悪いことではありません。
血流改善が全身に与える影響
肩こりと血流の関係
E様の左肩の痛みは、単なる筋肉の問題だけではなく、血流の悪さも大きく関係していました。介護という重労働で常に肩に負担がかかり、筋肉が緊張して血流が悪くなっていたのです。
血流が悪くなると、筋肉に酸素や栄養が届かず、老廃物も溜まりやすくなります。これが痛みやコリを引き起こし、さらに血流を悪化させるという悪循環に陥っていました。
ルート鍼治療で血流を改善することで、この悪循環を断ち切ることができます。新鮮な血液が筋肉に届き、老廃物が排出されることで、痛みやコリが軽減していくのです。
冷え性と血流の関係
E様は足先の冷えにも悩んでいました。特に冬場やクーラーの効いた部屋では、足首から先がひどく冷えるとのことでした。
これも血流の悪さが原因です。上半身、特に頭や目に血液が集中し、下半身に十分な血液が回っていなかったのです。E様は介護の仕事で常に頭を使い、気を張っているため、上半身に血液が集まりやすい状態でした。
当サロンのルート鍼治療では、足にも鍼を打つことで下半身に血流を引き寄せることができます。今回は時間の都合で足への施術はできませんでしたが、次回以降は足にも鍼を打つことで、冷え性の改善も期待できます。
目の健康と血流の関係
E様は緑内障の診断を受けており、1年後の検査でも進行が見られました。眼科の先生からは「目に血液が回っていない」と言われ、「しっかり目を動かして血流を良くしなさい」と指導されたそうです。
目の健康にも血流は非常に重要です。目に十分な血液が届かないと、視神経に栄養が行き渡らず、緑内障などの病気が進行しやすくなります。
ルート鍼治療では、目の周りやこめかみ、おでこなどに鍼を打つことで、目への血流を改善することができます。今回は体験施術のため目の周りへの施術はできませんでしたが、継続的に治療を受けることで、緑内障の予防にも効果が期待できます。
夜勤と体調不良の関係
昼夜逆転が体に与える影響
E様は介護の仕事で夜勤もしており、昼夜逆転の生活が続いていました。夜勤の後は昼間に寝るのですが、夜になっても眠れないことがあり、睡眠リズムが乱れていました。
人間の体は本来、夜に寝て昼に活動するようにできています。夜勤で昼夜逆転すると、体内時計が狂い、様々な不調が現れます。
若い頃は夜勤をしても平気だったE様ですが、60歳になり、体が夜勤に対応しきれなくなってきました。「体が悲鳴を上げている」と感じ、夜勤を減らすか辞めることを考えていました。
不眠と疲労の蓄積
夜勤による睡眠リズムの乱れに加え、E様は肩の痛みで寝つきが悪くなっていました。何度も寝返りを打ち、なかなか深く眠れない状態が続いていました。
睡眠は体の疲労を回復させる最も重要な時間です。十分な睡眠が取れないと、疲労が蓄積し、コリとなって体に現れます。これがさらに痛みを引き起こし、睡眠を妨げるという悪循環に陥っていました。
ルート鍼治療で頭に鍼を打つことで、不眠の改善も期待できます。頭への施術は脳の血流を改善し、リラックス効果をもたらします。実際に、ルート鍼治療を受けた後に「よく眠れるようになった」という方は多いそうです。
東洋医学から見た夜勤の影響
東洋医学では、夜の11時から朝の3時までは「陰の時間」とされ、体が深く休息し、修復する時間とされています。この時間に起きて活動していると、体の修復が十分にできず、様々な不調が現れやすくなります。
特に肝臓や腎臓などの内臓は、夜間に活発に働いて体の解毒や修復を行います。夜勤でこの時間に活動していると、内臓の働きが妨げられ、疲労が蓄積しやすくなるのです。
E様の場合、施術者は「肝の治療をした方がいい」と判断しました。東洋医学で言う「肝」は、西洋医学の肝臓だけでなく、目や筋肉、自律神経などとも関係する広い概念です。E様の目の問題や筋肉の痛み、睡眠の問題などは、すべて「肝」の不調と関連していると考えられました。
好転反応について知っておくべきこと
好転反応とは何か
ルート鍼治療を受けた後、だるさや眠気、内出血などの症状が現れることがあります。これを「好転反応」と呼びます。
好転反応は、体が治癒過程に入っている証拠です。鍼の刺激によって血流が改善され、体が修復を始めると、一時的にこのような症状が現れることがあるのです。
多くの方が好転反応を経験しますが、これは決して悪いことではありません。むしろ、体が「休んでくれ」と言っているサインなので、十分に休息を取ることが大切です。
E様の場合の好転反応予測
E様の場合、初回は20分の体験施術だったため、強い好転反応は出ないだろうと予測されました。しかし、長時間の施術を受けた場合は、だるさや眠気が出る可能性があります。
特にE様のように長期間痛みが続いていた方や、夜勤などで疲労が蓄積している方は、好転反応が強く出ることがあります。これは体が「もう限界だから休ませて」と訴えているサインです。
E様は翌日が夜勤明けで休みだったため、もし好転反応が出ても十分に休むことができる状況でした。理想的には、施術の翌日は休みの日を選ぶと良いでしょう。
好転反応への対処法
好転反応が出た場合は、無理をせずに体を休めることが最も重要です。だるい時は横になって休み、眠気がある時は睡眠を取りましょう。
水分を適度に取ることも大切です。鍼の刺激で血流が良くなり、老廃物が排出されやすくなっているため、水分を取ることで排出を促進できます。
お風呂は入っても構いませんが、長湯や熱いお湯は避けましょう。血流が良くなっているため、のぼせやすくなっています。ぬるめのお湯に短時間入る程度にしましょう。
継続治療の重要性
1回の施術ですべてのコリは取れない
E様は初回の施術で明らかな改善を実感しましたが、これで治療が終わりというわけではありません。長年蓄積したコリを1回の施術ですべて取り除くことはできないのです。
20分の体験施術では、取れるコリの量も限られています。より長い時間の施術を受けることで、より多くのコリを取り除くことができます。
また、コリが溜まるスピードと取り除くスピードの関係も重要です。日々の生活で新しいコリが溜まっていくため、定期的に施術を受けて取り除いていく必要があります。
理想的な通院ペース
ルート鍼治療では、最初は2週間に1回のペースで通うことが推奨されます。これは細胞が2週間で生まれ変わるサイクルに合わせているためです。
このペースで通うことで、体の変化を感じやすく、治りも早いとされています。E様のように治したい症状がある方は、特にこのペースが効果的です。
症状が改善してきたら、徐々に間隔を空けて月に1回程度にしても良いでしょう。ただし、短い時間の施術では取れるコリの量が少ないため、月に1回の場合は長めの施術時間を選ぶことが推奨されます。
長期的な改善を目指して
E様の肩の痛みは5ヶ月間続いており、かなり頑固な状態でした。このような慢性的な症状は、数回の施術で完全に治ることは難しく、継続的な治療が必要です。
しかし、初回で明らかな改善が見られたことは、とても良い兆候です。継続して治療を受けることで、さらなる改善が期待できます。
また、肩だけでなく、冷え性や不眠、目の問題など、E様が抱える他の不調にもアプローチしていくことで、体全体の健康状態を改善していくことができます。
他の症例との比較
首肩こりで来院された40代の方の事例
三上はり灸接骨院には、首肩こりで悩む方が多く来院されています。ある40代の方は、デスクワークで長時間パソコンを使う仕事をしており、慢性的な首肩こりと頭痛に悩んでいました。
この方は初回から90分の長時間施術を選び、首、肩、背中にたくさんの鍼を打ちました。施術後、長年悩んでいた頭痛が止まり、頭痛薬を飲まなくなったそうです。
ただし、首肩こりは比較的頑固で、すぐに元に戻りやすい症状です。この方も継続的に通うことで、症状をコントロールしています。E様のケースと似ており、継続治療の重要性が分かります。
肩が上がらなくなった方々の改善例
肩が上がらなくなる症状は、五十肩や四十肩と呼ばれることもあり、多くの方が悩んでいます。三上はり灸接骨院でも、このような症状で来院される方が多いそうです。
ある方は、腕が全く上がらず、服を着るのも困難な状態でしたが、数回の施術で徐々に可動域が広がり、最終的には日常生活に支障がないレベルまで改善しました。
別の方は、夜間に肩の痛みで目が覚めるほどの症状でしたが、ルート鍼治療を受けることで痛みが軽減し、ぐっすり眠れるようになったそうです。
これらの事例から、E様の症状も継続的な治療で改善する可能性が高いと言えます。
介護職の方々の体の負担
E様のように介護職の方は、体に大きな負担がかかります。利用者様を抱えたり、中腰での作業が多かったり、夜勤で生活リズムが乱れたりと、様々なストレスが体に蓄積します。
三上はり灸接骨院には、介護職や看護職の方も多く来院されているそうです。これらの職業の方々は、体の疲れを感じながらも人手不足で休めない状況が多く、限界まで頑張ってしまう傾向があります。
ルート鍼治療で定期的に体のメンテナンスをすることで、仕事を続けながら健康を維持することができます。E様のように60歳を過ぎても介護の仕事を続けるためには、体のケアが不可欠です。
セルフケアのアドバイス
日常生活で気をつけること
ルート鍼治療の効果を高め、長持ちさせるためには、日常生活でのセルフケアも重要です。E様の場合、介護の仕事で肩に負担がかかることは避けられませんが、できる範囲でケアをすることが大切です。
まず、介護動作の際に体に無理のない姿勢を心がけましょう。中腰で作業するのではなく、膝を曲げてしゃがむようにすると、腰や肩への負担が減ります。
また、仕事の合間に簡単なストレッチをすることも効果的です。肩を回したり、首を左右に動かしたりするだけでも、筋肉の緊張をほぐすことができます。
睡眠環境の改善
E様は枕が合わず、何度も買い替えていました。枕選びは首や肩の健康に大きく影響します。
理想的な枕は、仰向けに寝た時に首のカーブが自然に保たれる高さのものです。高すぎると首が前に曲がり、低すぎると首が反ってしまいます。
枕の素材も重要で、頭の重さでへたりにくく、適度な硬さのあるものが良いでしょう。最近は自分の体型に合わせてオーダーメイドできる枕もあるので、検討してみる価値があります。
また、寝る前にスマートフォンやパソコンを見ると、ブルーライトの影響で睡眠の質が下がります。寝る1時間前にはデジタル機器を見ないようにしましょう。
体を温めることの重要性
E様は足先の冷えに悩んでいました。体を温めることは、血流改善にとって非常に重要です。
お風呂はシャワーだけで済ませず、湯船にゆっくり浸かることをお勧めします。ぬるめのお湯に15分から20分程度浸かることで、体の芯から温まり、血流が改善します。
足湯も効果的です。洗面器にお湯を入れて足首まで浸けるだけでも、全身の血流が良くなります。仕事から帰った後や寝る前に行うと良いでしょう。
冷たい飲み物や食べ物を控えることも大切です。常温や温かいものを摂るようにしましょう。特に夏場はクーラーで体が冷えやすいので、温かい飲み物を意識的に摂ると良いです。
東洋医学の視点から見た体のケア
肝の働きを助ける生活習慣
施術者はE様の症状から、東洋医学で言う「肝」の不調があると判断しました。肝の働きを助けるためには、生活習慣の改善も重要です。
まず、夜の11時から朝の3時までは、できるだけ睡眠を取るようにしましょう。この時間帯は肝が最も活発に働く時間とされており、この時間に寝ることで肝の働きを助けることができます。
E様は夜勤があるため難しいかもしれませんが、夜勤を減らすことができれば、体の回復力が高まるでしょう。
また、目を酷使しないことも大切です。東洋医学では「肝は目に開竅する」と言われ、肝と目は深く関係しています。パソコンやスマートフォンの使用時間を減らし、目を休める時間を作りましょう。
気血水のバランスを整える
東洋医学では、体を構成する基本要素として「気」「血」「水」の3つがあると考えます。これらのバランスが崩れると、様々な不調が現れます。
E様の場合、血の巡りが悪い「血虚」や「瘀血」の状態にあると考えられました。血虚は血が不足している状態で、瘀血は血の流れが滞っている状態です。
血の巡りを良くするためには、鉄分を多く含む食品を摂ることが推奨されます。レバー、ほうれん草、小松菜、ひじきなどを積極的に食べましょう。
また、体を動かすことも血の巡りを良くします。激しい運動でなくても、ウォーキングやストレッチなど、軽い運動を習慣にすると良いでしょう。
ツボを使ったセルフケア
ルート鍼治療では基本的にツボを使いませんが、セルフケアではツボを刺激することも効果的です。
肩こりに効くツボとして有名なのが「肩井(けんせい)」です。首と肩の付け根あたりにあり、押すと痛気持ち良い場所です。ここを指で押したり、温めたりすると肩こりが楽になります。
目の疲れには「太陽(たいよう)」というツボが効果的です。こめかみの少し後ろにあり、優しく円を描くようにマッサージすると目がすっきりします。
足の冷えには「三陰交(さんいんこう)」というツボが良いでしょう。内くるぶしの上、指4本分のところにあります。ここを温めたり、押したりすると、足の冷えが改善します。
よくある質問
鍼治療は痛いですか
鍼治療の痛みは個人差がありますが、多くの方が「思ったより痛くない」と感じます。E様も「思ったほどではない」と言っていました。
ルート鍼治療では一般的な鍼灸より太い鍼を使うため、刺す時にチクッとした痛みがあります。しかし、注射のような鋭い痛みではなく、鈍い痛みです。
痛みがある部位に鍼を刺す場合は、元々の痛みの方が強いため、鍼の痛みはあまり気にならないことが多いです。逆に、痛みのない部位に刺す方が痛みを感じやすいかもしれません。
どのくらいの頻度で通えばいいですか
症状によって異なりますが、最初は2週間に1回のペースが推奨されます。これは細胞の生まれ変わりのサイクルに合わせたペースです。
症状が改善してきたら、3週間に1回、月に1回と、徐々に間隔を空けていくことができます。ただし、間隔を空ける場合は、1回の施術時間を長くすることが推奨されます。
逆に、早く改善したい場合は、週に1回のペースで通うこともあります。体の状態や生活スタイルに合わせて、施術者と相談しながら決めていきましょう。
施術時間はどのくらいですか
三上はり灸接骨院では、体験の20分コースから、45分、60分、75分のコースがあります。初めての方は20分の体験コースから始めることができます。
標準的なのは60分コースで、しっかりと全身を診ることができます。より広範囲に施術したい場合や、複数の症状がある場合は75分コースがお勧めです。
時間が取れない方や、鍼が痛すぎる方、軽めのメンテナンス目的の方は45分コースでも効果を感じることができます。自分の状態や目的に合わせて選びましょう。
好転反応はどのくらい続きますか
好転反応の期間も個人差がありますが、通常は1日から3日程度です。だるさや眠気が出ることが多く、この間は体を休めることが大切です。
初めての方や、疲労が蓄積している方は、好転反応が強く出ることがあります。逆に、定期的に通っている方は、好転反応が軽くなる傾向があります。
もし好転反応が長く続いたり、あまりにも強い場合は、施術者に相談しましょう。次回の施術で鍼の本数や刺激量を調整することができます。
保険は使えますか
ルート鍼治療は自費診療となり、健康保険は使えません。料金は施術時間やコースによって異なります。
体験コースは比較的手頃な価格設定になっているため、まずは試してみることができます。継続して通う場合は、お得なセット券も用意されています。
自費診療ではありますが、長年悩んでいた症状が改善したり、生活の質が向上したりすることを考えると、価値のある投資と言えるでしょう。
他の治療と併用できますか
基本的には他の治療と併用することができます。E様も病院のリハビリを受けながら、ルート鍼治療を始めました。
ただし、同じ日に複数の治療を受けると、体への負担が大きくなる可能性があります。できれば日を分けて受けることをお勧めします。
また、他の治療を受けていることは、必ず施術者に伝えましょう。全体的な治療計画を立てる上で重要な情報となります。
どんな服装で行けばいいですか
施術を受ける際は、リラックスできる服装が良いでしょう。着替えも用意されているため、仕事帰りでもそのまま来院できます。
鍼を刺す部位を出しやすい服装が理想的ですが、着替えがあるため、どんな服装で来ても問題ありません。
アクセサリーや時計は外す必要があるため、あまり多くつけていかない方が良いでしょう。
E様からのメッセージ
E様は初回の施術を終えて、「思ったより痛くなくて、効果もすぐに実感できた」と喜んでいました。5ヶ月間悩んでいた肩の痛みに、初めて改善の兆しが見えたのです。
「病院のリハビリでは全然良くならなかったのに、たった20分でこんなに変わるなんて驚きました」とE様は語りました。「まだ完全に治ったわけではないけれど、希望が見えました」
E様は継続して治療を受けることを決め、次回の予約も入れました。「介護の仕事を続けるためにも、体をしっかりケアしていきたいです」と前向きな気持ちになっていました。
まとめ
広島県福山市の三上はり灸接骨院内のルート鍼・美容鍼サロンで行われているルート鍼治療は、従来の鍼灸治療とは異なるアプローチで、頑固な痛みや不調にアプローチします。
E様のように、病院の治療で改善しなかった症状でも、ルート鍼治療で改善する可能性があります。体に蓄積したコリを直接取り除き、血流を改善することで、体が本来持っている自然治癒力を高めるのです。
初回の施術で明らかな変化を実感できることも、ルート鍼治療の特徴です。ただし、長年蓄積した不調を完全に改善するには、継続的な治療が必要です。
肩こり、腰痛、頭痛、冷え性、不眠など、様々な不調に悩んでいる方は、一度ルート鍼治療を試してみる価値があるでしょう。
ご予約・お問い合わせ
三上はり灸接骨院内のルート鍼・美容鍼サロンは、広島県福山市駅家町大橋328-3にあります。駅家町近田、駅家町上山守、駅家町倉光など、駅家町エリアからアクセスしやすい立地です。
初めての方は、まず20分の体験コースから始めることができます。体験コースでも十分に効果を実感できるため、「鍼治療は初めてで不安」という方も安心して試すことができます。
ご予約やご相談は、お気軽にお問い合わせください。あなたの体の悩みに寄り添い、最適な治療プランをご提案します。長年の痛みや不調から解放され、健やかな毎日を取り戻しましょう。
